鈴木明子
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◎演 題
◆ 「ひとつひとつ。少しずつ。」
私は決して器用な方ではありません。でも、少しずつ前に進んでいれば、きっと目標に手が届く。そう信じて競技者生活を続けてきました。大学時代には摂食障害になり、体重は32kgまで落ちました。苦悩の日々を送りながらも、「スケートが大好き。」その気持ちは変わりませでした。「もうスケートをする事は無理だろう。」という人も周りにはいました。
しかし、自分の夢を信じ続け、ハードルを乗り越え、世界で戦える体を再び手に入れました。オリンピックで2度入賞、スケート界では異例と言える28歳にして全日本選手権で優勝する事が出来たのも、この大学時代の経験があったからだと思います。
強い自分も弱い自分も素直に受け入れ、ひとつひとつ、少しずつクリアしていく事の大切さをお話できればと思います。
◆「今、壁にぶつかっている人に伝えたいこと」
自他共に認める「競技に向かない性格」だった私。ライバルへの闘争心はどうしても持てなかった私がしてきたこと、それは「自分に対しては負けず嫌い」でいることです。自分で決めた目標には時間をかけても達成する喜びを感じてきました。私が三回転、三回転の連続ジャンプを跳べるようになったのは26歳のときです。この年齢で跳べるようになった女子選手は、おそらく世界でも私だけだと思います。 ただ、それが遠回りかどうか決めるのは自分しかいません。私は22歳で引退を考える選手が多いフィギュアスケート界において29歳まで最高のスケート人生を送ることができました。今何か壁にぶつかってしまっている人に向けて、一度に全てを解決しようとせず、「明日は今日よりもうちょっとだけ頑張ろう」そんなメッセージをお届けします。
◎経 歴
6歳からスケートを始め、体調を崩してスケートを離れた時期もあったが、2004年に見事復帰。そして2010年バンクーバーオリンピックで8位に入賞し、多くの感動を生んだ。持ち前の表現力と世界観で2011年GPファイナル銀メダル、2012年世界選手権銅メダル、現役最後の2013年全日本選手権では悲願の優勝を果たし、ソチへの切符を手にする。ソチオリンピックでは2大会連続となる8位入賞。
現在は、プロフィギュアスケーターとしてアイスショー出演を軸に、テレビ出演や全国各地での講演活動を精力的に行っている。また引退後2015年より念願の振付師としてのキャリアをスタートさせ、国内・海外にて後進の指導にあたっている。
◎鈴木明子の著書
※その他(A50万円まで、B100万円まで、C101万円以上、Dご相談、交通費滞在費等別)