講演会の依頼はEIKOイベントプランニング

イベント会社の災害

新型コロナウイルスの影響でイベントがどんどん中止か延期になっています。当社35年の歴史で過去にあった災害を振り返ります。そして今回の疫病。約30年間で4回の災害

①昭和天皇の崩御 1989年1月7日


この頃当社ではパーティーの企画を中心とした営業がメインでした。 大阪市内のディスコ、ライブハウスなど大型の店舗を借り切って、 企業・団体が主催する懇親会の企画をメインに営業していました。 その頃の我々の感覚としては、まさか歌舞音曲の類が 自粛になるとは思ってもみませんでした。街中に右翼の街宣車が走り自粛を促していました。こんなことで、パーティーなるものは自粛になっていくつかキャンセルになったのを思い出します。ただ3月になるとそんな雰囲気もなくなって徐々に回復しました。その頃ホテルでの宴会は、玄関の案内に宴席名が表示され主催者名も入るので、その頃から一部の企業では企業名を伏せて表示することが始まりました。

②阪神淡路大震災 1995年1月17日


まさに急転直下、ある日突然に神戸の町を中心とした大地震。大阪ももちろん影響が有りイベントなど出来る状況で、無くなるのは瞬時に分かりました。発生当日は被害状況を掴むことばかり。神戸の町は完全に壊れたが,大阪市内はそこまでにはならなかった。地下鉄も普通に動いている。しかしTVのCMは、ACのCMしか放送されていなかった。雰囲気で大阪もイベント自粛になってしまいました。過去のデータを見ていると、100名規模の懇親会などは震災の後も開催していました。大きめのイベントは4月以降の開催が増えてきました。6月頃には完全に自粛などは無くなっていました。ただ神戸市内では一部のイベントのみ開催しました

③東日本大震災 2011年3月11日
確か、事務所で打合せ中に揺れの小さい地震があり、TVをつけると東北で地震、東北での地震でこれだけ揺れることは、どれだけ凄い地震だったかが想像できました。TVでは津波が来る光景が生で放送されている。大阪にいる我々にとっては遠い存在。果たしてどうなるか。確かに関東から北のイベントは無くなった。3・4月は関西から西方面のイベントがいくつかキャンセルが出たが開催。6月からは東京方面は少し減ったが量的にほぼ戻った。これは前の阪神淡路での教訓でイベント自粛はやめようと言った風潮があったのも利いたのではないでしょうか

④新型コロナウイルス疫病 2020年2月


いままでの3件とは全く違った体験になっています。今までは復興などで先が見えていた。今回は新たな体験などこれからどうなるのか分からない。実際2月下旬と3月のイベントはほとんどキャンセルになった。今年はオリンピックも控えているから、早く終息しなければオリンピック開催中止など大変なことになる。今現在はこれから先を注視していくことしかできない。